第1回 SC静岡
Information
講演:「Macro-Micro-Dentistryを実践する -特に咬合再構成ケースを通して-」
講師:加來慶久先生
加來慶久(かくよしひさ)先生をお迎えしての講演会を実施します。マイクロスコープによる診療をベースにしながら、なおかつ全顎的な広視野から包括治療を実践する、充実した臨床講演です。局所的なマイクロ治療から咬合構成に到るまで、系統的かつ計画的な治療方針の重要性を2時間かけて講演していただきます。
<講師より>
ここ数年で、ルーペやマイクロスコープを用いた拡大視野下での歯科臨床いわゆるMicro-dentistryが急速に普及してきており、それに伴い歯の予知性が高まることは確実だと思われます。そのMicro-dentistryの前提としての詳細な診査・診断を通して個々の患者のリスクファクターの把握、それに矛盾しない治療計画の立案と具現化する方法と実践、さらには結果を出すといったより広視野を包括する歯科臨床の実践が重要で、それを私はMacro-Micro-Dentistryと名付けております。今回はそのMacro-Micro-Dentistryの一部として、力のコントロールや細菌のコントロールに失敗してやむなく広範囲の修復あるいは咬合再構成を必要とする患者がいまだに多く存在するため、そのような全顎治療を中心に硬・軟組織の調和を考慮した歯科臨床についてお話をさせていただきます。
<講師プロフィール>
・長崎大学歯学部卒業
・大分医科大学(現 大分大学)医学部大学院
・大分医科大学歯科口腔外科勤務
・大分医科大学麻酔科集中治療室勤務
・大分県立病院歯科口腔外科医長
・大分市にて加來デンタルオフィス開業
所属:K-project、DOT、AO、EAO、AAP、日本口腔外科学会、日本口腔インプラント学会会員、OJ正会員
専門:顎顔面領域診査・診断、マイクロスコープを用いた歯科医療、インプラントに関する骨増生
とてもレアな講演会となっています。
多くの先生方のご参加をお待ちしております。