2017.5.12(金) 13:04
ITI World Symposium 2017:レポート
Communication Officer レポート
“Key factors for long-term success”「長期成功のためのキーファクター」をテーマに、スイスのバーゼルで開催されたITIワールドシンポジウム2017は、 インプラント歯学における知見を見直し、最新の情報を吸収する絶好の機会となりました。
5月4~6日の3日間、世界90カ国以上から4800名以上、日本からは260名以上が参加し、ほとんどすべてのセッションが11か国語の同時通訳付きで盛大に開催されました。3日間を通して世界的に著名なスピーカーがそれぞれの分野に関するKeyを提供し、これらのKeyを持った我々は、質の高い治療法につながる新しい扉を開くことができる というコンセプトで3日間が進みました。各セッションの最後にはパネルディスカッションがあり、会場参加者は携帯端末から各エキスパートに質問することができて新しい試みだと 思いました。会場に居ないと聞けない本音のディスカッションを聞いて、日本から12時間 以上かけて行く価値がある学会と実感しました。
各セッションの内容は新しいITIトリートメントガイドVol10審美エリアにおけるインプラント治療からの内容と、インプラントメインテナンス、そしてデジタルワークフローについてが主でした。またジルコニアインプラントや、新しい サーフェイスについての最新情報もあり、すべてのセッションが魅力的な興味尽きない 内容でした。夜はヴィンテージカー博物館を会場にしたITIレセプションやストローマン・ジャパン設立10周年 を記念したジャパンナイト、そしてロックイベントとなったストローマン パーティーが開催され、終日の学術イベントは賑やかに締めくくられました。
クロージングでChen新会長から、オンラインアカデミーに関してのITIメンバーへのサプライズ 発表があってシンポジウムは大盛況のうちに幕を閉じました。今後、ITIメンバーのベネフィットは ますます増えていくことでしょう。また今回のITIワールドシンポジウム2017は、まもなく スタートするITI 日本支部公認インプラントスペシャリスト制度の申請条件に加算することが できます。来年はジャパンコングレスが6月に開催されます。再び多くのメンバーの先生方と最新情報を交わせることを楽しみにしております。
Communication Officer
佐藤 孝弘
ITI World Symposium 2017の様子は、ITI本部ページをご覧ください。http://www.iti.org/worldsymposium2017/newsroom